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馬と鹿の咄

第2章 ぎょう虫検査

【ぎょう虫検査】

 昔、よくありませんでしたか?


 水色の丸いのがついた、薄いセロハンみたいなやつ。


 お母さんにお尻にペトって貼ってもらって、ぎょう虫がおるかおらんかってやつね。


 小学5年の頃だと思います。


 クラスメートの小池くん(仮名)が、あれをお母さんに、お尻にやられるのが、すごく抵抗あったんだと。


 で、家で飼ってる犬のお尻に貼って、持っていったんだ。 


 何日かして、給食の時間に校内放送があって「5年1組の小池くん、○○くん、給食が終われば、至急保健室に来てください」て。


 小池くんはバレたのかなと。○○くんは、なにがあったか、その時はわからなかった。


 昼休み、二人で保健室に行って、翌日二人とも、休んだんだ。


 ○○くんは、出血があったとかって話だった。



 だが、小池くんは、体内に寄生虫のエキノコックスがいる疑いがあり、精密検査を受ける羽目になった。


 いや、犬だから。犬の尻の穴から出たから。



 本人、その話、いまだに自分のすべらない話として、よく話してはります。



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