
イケメン女子が堕ちる瞬間
第1章 第一章
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スーパーでの買い物を終えて、現在21:00。
一人暮らしの女子からしたら、少し遅い時間かもしれない。
だけど、そんなこと、あたしは全然気にしない。
『あたしを襲う奴なんて、そんな物好きなかなかいないしな…』
独り言を呟きながら、アパートの階段を上る。
自分の部屋の前につき、鍵を開けようとした、その時だった。
「なぁ。アンタが佐倉 葵?」
突然話しかけられ、右を見ると、金髪のイケメン男子が、こっちをみている。
少し長めの髪に、スッとした目。
ポケットに両手をいれていて、いかにも不良って感じだ。
『そうだけど…何?』
普通の女子だったら、カッコイイ…ってなるかもしれないけど…。
残念ながら、なんの感情も湧いてこない。
