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イケメン女子が堕ちる瞬間

第1章 第一章


やっと男の手の力が緩くなり、唇が離れる。


『はぁっ…はぁ…』


(苦…しい…)


ボーッとする頭を必死に働かせ、男を睨む。


『なんなんだよ…お前…』


まだ息が上がっているあたしに対して、男は全然平気な顔。


それが無性にイラッとさせ、あたしは拳に力を入れる。


『聞いてんのかよッ…!!』


男を殴ろうとして、襟元をつかもうとしたあたし。


だが…


ガシッ!!


『!?』


振り上げた拳を見事に掴まれ、そのまま勢い良く引きよさられる。


そしてーーー



チュッ…ゴクンッ…


(!?…何かを…飲まされた!?)


キスした瞬間、舌でカプセルのようなものを押し込められ、無理やり飲まされた。


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