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文車に乗せた

第1章 硝子

私は当時、疲れていた。

元々、メンタル面は強くない。
左の腕には、細い傷がたくさん走っている。

前の仕事はまっとうだったけど、クビにされた。
言いがかりが理由だった。
それ以来、バイトするのが怖くなって、友達の「お仕事」を手伝うことで、細々と暮らすようになった。

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