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大型犬との同居

第2章 ~同居スタート~

「ん、あれは…?」

信号待ちの間、反対側の歩道の方を見る。

「大喜君、反対側の歩道にさっきの借金取り達がいるから、ちょっと屈んでて」

「わかりました」

前屈みになる大喜君。

「辺りをキョロキョロしてるみたいだけど、こっちには気付いてないみたいだよ」

信号が青になり、車を発進させる。

「大喜君、もう良いよ」

「すみません」

大喜君は、体を起こす。

「変装用の衣装とかアイテム、増やした方が良いかも」

「もしかして、正体がバレないように持ってるんですか?」

「うん
梅田にある本屋と一部の本屋や、日本橋とかにある萌え系の店で正体がバレる事があるからね」

別に正体がバレるのは良い。

ただ、1人の時じゃなくて誰かと一緒に居る時にバレると、一緒に居る人に迷惑がかかる。

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