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大型犬との同居

第5章 ~初夜の交尾~

「出て行くなんて許さないよ!
お金返すって言うなら、ちゃんとココで暮らしながら働いて少しずつでも返していってよ!」

「それじゃあ、またアイツらが来て被害を受けるじゃないですか!
俺が、ココから出て行けば小太郎さんはこれ以上、巻き込まれずに済むんですよ!?」

大喜君は、僕の手を振り払おうとする。

しかし、僕は腕を強く握って離さなかった。

「お願いだから、ココに居てよ…。」

「小太郎さん…?」

気が付けば、僕まで涙を流していた。

「本当は、お金の事なんてどうでも良いんだよ…。
返してくれなくて良い…。
ただ、きみがそばに居てくれたらそれだけで良いんだよ…。」

「え、それってどういう…。」

ずっと抱いてた気持ちを、大喜君に全て伝える事にした。

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