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第2章 はじめまして

「えっ、何が(笑)」

ハタガヤくんはまるで自覚なしといった
表情で笑っている。


「そうやって、
ドキっとさせてみたい!」

「今のどこにドキっとしたの?(笑)」


ううむ、

なんだか罪なひとだが、
なんとなく見えてきた。

なんでハタガヤくんが
フラれたのか・・・




「ユキナちゃんの彼氏は
どんな奴だったの?」


「わたし?
彼氏じゃないよ。片思いで…」


「へえ。どんな人?」


「…大学生で、家庭教師で、
……4歳上の、
いとこのおにいちゃんなの。」


この時、初めてハタガヤくんが
真顔になった。


「すごいね。いとこかぁ…」


モテ師匠、
コメントに困っている様子。

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