
煙〜男の破滅と解放
第1章 始まりと終わり
「よかったらご一緒していただけませんか?」
正人は怪しいと思いつつも断る理由がなかった。
「はい。」
「じゃあ私いいお店知っているので。」
そう言って女性は歩き出した。
「ついてきてください。」
前を歩き出した女性の体をやっと落ち着いて見ることができた。ヒールを履いた背の高さは正人と同じくらいだろうか。まっすぐ伸びた綺麗な脚は引き締まったヒップにつながっていた。ショートカットも正人の好みだった。正人は声をかけることもできなかった。女性慣れしていないわけでもないが、こんなにいい女と関わることは滅多にない。ただ足だけが彼女を少し離れて追っていった。結局女性は一度も後ろを振り返ることなく人通りの少ない小ビルの前に止まった。
「この上にあるバー、私よく来るんです。」
そう言って段差の大きい階段を登りだした。ヒールがコンクリートを打つ起きが響いた。正人はいけないと思いながらもショートパンツから覗く太ももとヒップから目が離せなかった。
「ここです。」
重たそうなドアを彼女は引いた。
薄暗い店内にはカウンターとボックス席がある。赤いエナメル質の椅子が印象的だった。かすかに聞こえて来るクラシックの音楽が心に落ちていった。女性に連れられ奥の端にあるボックス席に並んで腰を下ろした。
名前はリサ、年齢は27、企業社員のカウンセラーをしているらしい。少し切れ目で綺麗な顔をしている。上着を脱ぐと、肩が露出されたドレス生地の黒い服を着ていた。クラシックの音楽と優しい香水の香り、そしてリサの優しい声が混ざり合って正人の体に入っていった。
「正人さん本当に寂しそうに歩いてた。いつも仕事でたくさんの会社勤めの方とお話しするからかしら。」
リサの声はすぐに正人の緊張をほぐしていった。よく見れば見るほど綺麗な女性だった。27というのも信じられないほど落ち着いている。リサの体のどこを見ても罪なような気がして目のやり場にだけ困った。
「正人さんって素敵な方ですね。」
そう言ってリサは右手を正人の太ももにかぶせた。たったそれだけで血液が股間の辺りに集まっていくのを感じた。肩も当たっている。
「ご結婚なさらないんですか?」
「いい人がいたらってずっと思ってるんだけどね。」
「あら、きっと理想がお高いんですね」
「そんなことないんですけどね。。」
正人は怪しいと思いつつも断る理由がなかった。
「はい。」
「じゃあ私いいお店知っているので。」
そう言って女性は歩き出した。
「ついてきてください。」
前を歩き出した女性の体をやっと落ち着いて見ることができた。ヒールを履いた背の高さは正人と同じくらいだろうか。まっすぐ伸びた綺麗な脚は引き締まったヒップにつながっていた。ショートカットも正人の好みだった。正人は声をかけることもできなかった。女性慣れしていないわけでもないが、こんなにいい女と関わることは滅多にない。ただ足だけが彼女を少し離れて追っていった。結局女性は一度も後ろを振り返ることなく人通りの少ない小ビルの前に止まった。
「この上にあるバー、私よく来るんです。」
そう言って段差の大きい階段を登りだした。ヒールがコンクリートを打つ起きが響いた。正人はいけないと思いながらもショートパンツから覗く太ももとヒップから目が離せなかった。
「ここです。」
重たそうなドアを彼女は引いた。
薄暗い店内にはカウンターとボックス席がある。赤いエナメル質の椅子が印象的だった。かすかに聞こえて来るクラシックの音楽が心に落ちていった。女性に連れられ奥の端にあるボックス席に並んで腰を下ろした。
名前はリサ、年齢は27、企業社員のカウンセラーをしているらしい。少し切れ目で綺麗な顔をしている。上着を脱ぐと、肩が露出されたドレス生地の黒い服を着ていた。クラシックの音楽と優しい香水の香り、そしてリサの優しい声が混ざり合って正人の体に入っていった。
「正人さん本当に寂しそうに歩いてた。いつも仕事でたくさんの会社勤めの方とお話しするからかしら。」
リサの声はすぐに正人の緊張をほぐしていった。よく見れば見るほど綺麗な女性だった。27というのも信じられないほど落ち着いている。リサの体のどこを見ても罪なような気がして目のやり場にだけ困った。
「正人さんって素敵な方ですね。」
そう言ってリサは右手を正人の太ももにかぶせた。たったそれだけで血液が股間の辺りに集まっていくのを感じた。肩も当たっている。
「ご結婚なさらないんですか?」
「いい人がいたらってずっと思ってるんだけどね。」
「あら、きっと理想がお高いんですね」
「そんなことないんですけどね。。」
