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恋と秘密と幼なじみ

第6章 もう大人だよ!

「ねぇ……祥吾君……」

陽姫は覚悟を決めて彼の顔を見上げる。

「ん?」
「セ、セセッ……セッ……クスも……して……いいよ……」

怯えたように震えた声でそう言った。

「それはまだ早いだろ……指でこんなになっちゃってるのに」
「いいのっ! お願いっ!」

ここまでしたら、もうとっくにしちゃいけないところまで来ている。
それならば早く祥吾と結ばれたいというのが願いだった。

「セックスは痛いし、まだ無理だよ」
「我慢するし」

拒まれるというのははじめから想定していた。
陽姫は欲求が満たされていない祥吾のカチカチに膨らんだものを握る。

「嫌なの?」
「嫌なわけないだろ。でも時期ってものがあるし」
「今でいいし、そんなの!」

祥吾は困った顔で笑った。

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