恋と秘密と幼なじみ
第8章 夏の足音
「あいつを見てたらさ……なんかすぐにでもひめちゃんと結ばれたいって思っちゃって」
「なにそれ? 馬鹿なんだから。私は鬼澤君なんて何とも思ってないし」
「思ってるとか、思ってないとかじゃなくてさ……なんか嫉妬かな……俺の知らない、学校でのひめちゃんを見たような気になって」
まだ繋がったままの二人は、密着しあったまま本音を語り合う。
「そんなの私だって一緒だよ! ううん。私の方がすごい。だって祥吾君が中学に行くのも、高校に行くのもみてるんだよ? 今だって大学で何してるのか、すっごく気になるし!」
「へぇー」
「ニマニマ笑うなっ! 私はずっと好きだったんだからっ……」
「ごめんごめん」
嫉妬されていたのが嬉しいのか、ずっと好きだったに反応したのか、陽姫の中で祥吾がぴくんっと動き、少し膨らみを増した。
「じゃあお互い様だね」
「うん。お互い様!」
「なにそれ? 馬鹿なんだから。私は鬼澤君なんて何とも思ってないし」
「思ってるとか、思ってないとかじゃなくてさ……なんか嫉妬かな……俺の知らない、学校でのひめちゃんを見たような気になって」
まだ繋がったままの二人は、密着しあったまま本音を語り合う。
「そんなの私だって一緒だよ! ううん。私の方がすごい。だって祥吾君が中学に行くのも、高校に行くのもみてるんだよ? 今だって大学で何してるのか、すっごく気になるし!」
「へぇー」
「ニマニマ笑うなっ! 私はずっと好きだったんだからっ……」
「ごめんごめん」
嫉妬されていたのが嬉しいのか、ずっと好きだったに反応したのか、陽姫の中で祥吾がぴくんっと動き、少し膨らみを増した。
「じゃあお互い様だね」
「うん。お互い様!」