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恋と秘密と幼なじみ

第9章 期末テストとえっちの両立

「中間で学年十位以内だって期末テストでがた落ちしたら意味ないからね。さあ、頑張ろう」

可愛い恋人と甘い時間を過ごしたいのは祥吾も同じだったが、ここは心を鬼にして勉強に集中させる。

彼女の両親は別にそんなに一流の高校やら大学に拘っている様子はなかったが、成績がよくて嘆く親もいない。

一流の教育を受けて人間としても成長させることが、今の自分に出来る役割だと考えていた。
それに彼女の成績が上がれば上がるほど、自分に対しての信頼も厚くなる。

いずれ「娘さんと結婚させて下さい」と報告するときも、信頼は大きいに越したことはない。

そんなことを噛み砕いて説明すると「結婚かぁ……」などとはにかみ、ようやく陽姫もやるきを出してくれた。

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