テキストサイズ

恋と秘密と幼なじみ

第2章 ぎこちない遊戯

(これ……きもちいいっ……)

生暖かい水流に弾かれ、身体全体がほんわかと蕩けるようだった。
乏しい彼女の知識でもそれがオナニーの類いであるということは分かる。

しかし潔癖な女子中学生にとって、それはやらしい男子たちがすることであって、自分がしてはいけないという強い禁忌感があった。

「だめ……こんなの……」

シャワーを背け、刺激を止めると、幼い乙女唇が切なそうに震えてしまう。

あと少しだけ、もうちょっとだけ、洗ってるだけだから……

意志薄弱な陽姫は言い訳がましくシャワーをあてがっては精悦の刺激を甘受してしまっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ