恋と秘密と幼なじみ
第10章 夏の暑さと映画デート
暑い中で一日中歩き回ったから正直汗で身体がべとついてたし、髪も乱れていた。
しかしそんなことはお構いなしに、陽姫は彼の髪を搔き乱すように撫で、祥吾は彼女の汗ばんだ背中を愛おしそうに撫でながらキスを続ける。
「今日はデートしてくれてありがとう」
長いキスのあと、陽姫は照れ臭そうに呟いた。
「何それ? デートしたいでしょ、普通」
「そうじゃなくて……いっつもえっちばっかだと寂しいから。もちろんえっちするのは気持ちいいし、幸せな気分になるけど、普通にデートもしたいなーって思ってたから」
「そんなの俺も同じだよ。俺もひめちゃんと楽しくデートしたい」
俯き加減だった陽姫の顎に指を置かれ、くいっと上げられた。
「俺たちのこと、秘密だから寂しい思いさせちゃってごめんな」
真っ直ぐに見詰められながらそう言われると、どこか寂しかった気持ちも瞬間に救われた。
しかしそんなことはお構いなしに、陽姫は彼の髪を搔き乱すように撫で、祥吾は彼女の汗ばんだ背中を愛おしそうに撫でながらキスを続ける。
「今日はデートしてくれてありがとう」
長いキスのあと、陽姫は照れ臭そうに呟いた。
「何それ? デートしたいでしょ、普通」
「そうじゃなくて……いっつもえっちばっかだと寂しいから。もちろんえっちするのは気持ちいいし、幸せな気分になるけど、普通にデートもしたいなーって思ってたから」
「そんなの俺も同じだよ。俺もひめちゃんと楽しくデートしたい」
俯き加減だった陽姫の顎に指を置かれ、くいっと上げられた。
「俺たちのこと、秘密だから寂しい思いさせちゃってごめんな」
真っ直ぐに見詰められながらそう言われると、どこか寂しかった気持ちも瞬間に救われた。