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もっとも激しく動かなくとも、陽姫の中は充分に気持ちがよかった。

包み込む肉質は柔らかくとも、しなやかな筋肉がぎゅっと締め付けてくれ、更には無数に並ぶ細やかな粒のような襞が絡みつくように彼の性感部を擽り擦ってくれる。

「気持ちいいっ……祥吾君っ……凄く気持ちいいの……ああ、どうしようっ」
「どうしようって？」
「なんかおかしくなりそうなのっ……さっきイッちゃったのに、それからずーっと……気持ちよくて」

陽姫ははぁはぁと息を弾ませながら眉を下げた困り顔になる。

「俺の前ではおかしくなってもいいんだよ？」
「でも……怖いし……」

経験の浅い彼女としては制御不能に陥るのが怖いらしい。

祥吾は動きを止め、背中に手を回して肌をぴったりと密着させた。

「心配ないよ……大丈夫」
「うん。ありがと……へへ……安心する……」

照れ笑いしながら彼女も背中に手を回してひしっとしがみついてくる。