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恋と秘密と幼なじみ

第11章 プールの中の恋人

全てを吐出したのちに祥吾の猛りがひゅくひゅくっと震える。

その刺激に

「あんっ……」

陽姫が反応を示す。

濃密な刻が緩やかに穏やかな空気に変わっていく。

「お疲れ様」

優しく導いてくれたお礼か、陽姫は祥吾の背中を擦りながら労ってくれる。

「なんか終わった直後って照れ臭いよね」
「あー、やっぱり祥吾君もそう感じる? 私もー」

笑いながら祥吾は慎重に腰を引いて彼女から抜け出す。
いつまでも余韻に浸っていたいが、いくらゴムを付けた状態とはいえ、繋がったままでは安全とは言えない。

彼女との子供は望んでいるが、それは二人ともが責任を持てる立場になってからの話だ。

「今日も可愛かったよ、ひめちゃん」
「祥吾君だって、カッコいいし……」

二人は顔を間近に近付けて囁きあう。

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