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恋と秘密と幼なじみ

第13章 人生終了のお知らせ

それも陽姫には負担をかけずに自分で背負い、更に交際を認めてもらうという難易度マックスの試練だ。

「とにかくひめちゃんは黙って聞いていればいいから」
「えっ……でもっ……」

当然祥吾達は家庭教師前から顔を合わせて事前打ち合わせをしていた。
家庭教師の時間になれば家に親もいるから迂闊なことは話せない。

「俺が、何とかするから」
「……うん。だけど私は正直に話しちゃった方がいいと思う」
「正直に?」
「あ、もちろん、その……しちゃったこととかは、内緒だけど」

そりゃ死んでもそんなことは言えない。

「付き合ってることは隠さなくてもいいんじゃないかなぁって」

陽姫は迷いながらそう言った。

「そうだね。俺もそうしようと思ってる」
「えっ……そうなんだ……」
「ああ。付き合ってるのは事実だし、変に隠してバレたときのことを思えば正直に行った方がいい」

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