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恋と秘密と幼なじみ

第13章 人生終了のお知らせ

祥吾に迷いはなかった。
下手な小細工や嘘はつかず、正面からぶつかり、赦しをもらう。
一度で駄目なら何度でも挑戦するつもりだった。

「ありがとう、祥吾君」

同じ考えでいてくれてことが嬉しかったのか、陽姫は瞳を潤ませて喜んでいた。

それから二人は具体的な打合せをする。
えっちをしてしまったことはもちろん言えないが、どこまで進んだことにするかと話し合う。

結局キスもまだという純粋で清い交際というストーリーでいくことに決めた。

「まあ、これくらいの嘘ならいいよね?」
「そうだよね。これは赦される嘘だ」

立ち向かうことを決めた二人の絆は更に強まった。
手を握り、また親に内緒のキスを重ねていた。

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