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恋と秘密と幼なじみ

第13章 人生終了のお知らせ

「いや、あの……俺とひめちゃんが付き合ってるの、驚かないんですか?」
「驚く?」

祥吾と陽姫の父のやり取りをみて母親達はクスクス笑っていた。

陽姫はポカーンのAAみたいな表情。

祥吾の父は怖ろしく見られなかった。

「驚くって……お前達は親にバレていないと思っていたのか? そちらの方が驚きなんだが?」

口を挟んできたのは祥吾の父だった。

「い、いつから……バレてたんだ?」

祥吾は父に尋ねた。

「いつって……そうだな、ひめちゃんがお前のことを『お兄ちゃん』と呼ぶよをやめて『祥吾君』って呼び始めた頃かなぁ」

「だいぶ初期じゃんっ!?」

ショックのあまり、祥吾は悲鳴のような声でツッコんでしまう。

「うそっ!? 知ってたらなんでパパもママも何にも言わなかったのっ!?」

陽姫は口許を手で覆い、目を見開いて訊く。

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