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恋と秘密と幼なじみ

第14章 エピローグ

「えー? マジかよ? キスも?」

「当たり前でしょ? 十二歳の女の子はそんなに軽々しくキスなんてしません!」

あの事件以来、二人は決めごとを作っていた。

最低でも陽姫が高校生になるまではえっちなことはしない、と。

確かに親に認めてもらった交際とはいえ、中学生の娘がえっちなことをするまで赦すとは言われていないし、思ってもいない。

あの一件は神様の警告だったということにし、二人は親を裏切るような交際はしないと二人だけで誓い合った。

もしそんなことがバレれば本当に二人の交際は禁じられ、二度と逢えなくなる可能性だってある。

「キスくらいは、いいんじゃない?」

「駄目だよ。キスは何か凄く特別なときだけ」

「テストの点数がよかったとか?」

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