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恋と秘密と幼なじみ

第3章 発育のお手伝い

「ちょっと、痛いっ……」

陽姫が目を細めて眉を歪めたのを見て、慌てて手を離す。

成長期の乳房は敏感で、下手に揉まれると痛いという話を思い出していた。

「ごめん。大丈夫?」
「お兄ちゃんの手つきエロすぎだからっ……」
「悪い……つい夢中になっちまって」

素直に謝ると美少女はまんざらでもない笑みを浮かべて「ううん。いいよ」と返してきた。

「まあこんな感じで、ヒメちゃん達の年齢ではまだこういうのは早いってことなんだよ」

諭しながら頭を撫でてやったが、これがよくなかった。
子供扱いされるというのを何よりも嫌う陽姫は一瞬で表情を変えてしまう。

「お兄ちゃんが下手なだけでしょ」
「なっ……んな訳あるかっ!」
「だって、痛かったし」

完全に見下した目つきに、祥吾の年長者としてのプライドが擽られてしまう。

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