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恋と秘密と幼なじみ

第3章 発育のお手伝い

「ひめちゃんくらいの年齢だと成長期だからおっぱい揉まれると痛いんだよ」
「へぇー。さすがセンセイ。エッチなこともお詳しいんですね」

軽蔑した目で睨む陽姫だが、口許は緩んでおり、好奇心が隠し切れていないのがありありと見て取れた。

しかし彼としてはこれ以上この話を続けるつもりはない。

「ゲームでもする?」

子供は子供らしく遊ぶのが一番だ。
携帯ゲーム機を手に誘いをかける。
しかし陽姫の方にその気がないのは一目瞭然だった。

気分を害したようにぷいっと顔を背けるとスマートフォンを取り出し、祥吾を無視し始めた。

『私は怒ってるんだからね。ご機嫌を取りなさい』
そう言ってるようで可愛い。

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