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恋と秘密と幼なじみ

第1章 ご褒美のお願い

「じゃあ、ちらっとだけだからな……誰にも言うなよ?」
「分かってるって!」

先ほどまでの不機嫌は演技だったとしか言いようのない変わり身で、少女は目を輝かせる。

艶やかな黒髪のサイドは編んでいて、それがなおさら彼女を幼く、そして可憐に見えた。

あまり変に拒んで気まずい空気を作りたくなかった祥吾は、何でもないことの振りをしてベルトを外し、チャックを下ろした。

(どうせ軽い好奇心だろうし……それに)

食い入るように見詰めてくる美少女の利発そうな瞳が可愛かった。

(俺が拒んでひめちゃんが他の男に見せてとか言い出しても嫌だしな……)

何となく心に言い訳がましいこ言葉が並ぶ。

「ほらよ」

たかだか十二歳の少女相手に恥ずかしさなど感じない。そう言わんばかりにぶっきらぼうにパンツを下ろして股間を晒した。

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