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恋と秘密と幼なじみ

第4章 秘密の恋のはじまり

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連休初日は暑いくらいの晴天だった。
陽姫は日に焼けすぎないように日焼け止めを塗って出掛ける。

肩の出たカットソーの重ね着とショートパンツというスタイルは年相応で、瑞瑞しくて健康的な肌が眩しい。
しかし今日はもっと落ち着いた服を買うつもりだ。
大学生の祥吾の隣に立っても似つかわしい、大人びたファッションだ。

待ち合わせ場所に着くとほのりをはじめ、他のメンバーは揃っていた。
女子三人男子三人のグループだ。
男子の中でも特に目立つのが鬼澤だった。
Tシャツにカーゴパンツという軽装だが、背も高くてしっかりとした体つきの彼は少し歳上に見える。

「お待たせ!」
「わぁ! ひめちゃん可愛い!」

そういうほのりは小さな花柄のワンピースに品のいい麦わら帽子という、陽姫がこれから目指したいと思うような落ち着いた格好をしていた。

「ほのかちゃんも可愛いよ!」

普段制服しか見ていない同級生たちの私服姿は新鮮で、小学生の頃とは違う大人びた印象を感じていた。

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