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恋と秘密と幼なじみ

第1章 ご褒美のお願い

「ちょっ!?」
「あっ!?」

掴まれた瞬間、ぎゅいっと硬度を増して肥大してしまった。

「大っきくなったっ!」

陽姫は嬉しそうに笑った。

「もしかしてお兄ちゃんって、ロリコン?」
「馬鹿かっ! んなとこ掴まれたら誰でも大きくなるわっ!」

慌てて腰を引っ込めたが、少女は逃すまいとより強く握ってくる。

「面白ーい!」

きゅっきゅっきゅっと出鱈目に握られ、その度に制御の利かないそこは愚直してしまう。

「ヒメちゃん、やめてって」
「嬉しいくせに!」

年端のいかない少女にそんなことをされてもあまり罪深い気持ちにならないのは、陽姫があっけらかんと明るいということもあった。

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