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恋と秘密と幼なじみ

第5章 葛藤と幸福

しかし陽姫に言い寄ってくる男子がいると聞かされ、止めていた歯止めが壊れてしまった。

偽っていた自分の気持ちも、八歳年下の彼女への想いも、すべてが洪水のように襲い掛かってきたのだった。

今に思えばあれは陽姫のかまをかけてきた罠だったのかとも感じるが、それでもその罠にかかってよかったとさえ思っている。

(とはいえひめちゃんはまだ十二歳だからな……)

緩みかけた気持ちをキュッと引き締め直す。

(たとえ彼女だからってエッチなことは駄目だ。まだ発育途中の未熟な身体なんだから)

既に彼女の指で射精してしまったことやおっぱいを揉んでしまったことはハプニングとして片づけ、これからは慎ましく付き合っていこうと心に誓っていた。

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