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「…俺の意見は無視かよ｡」

「なんだ？…聞いてやる｡」

今だって無理矢理しようとなんて考えてないしな｡
全く…コイツは俺を我慢ばかりさせる｡

「…いきなりじゃなくて､さ…その…｡」

相変わらず､ハッキリしない言い方だな…

「順序…があるだろ？」

触れている頬が少しずつ熱を帯びて…

あぁ…なるほど｡
言いたい事は分かった…だけどもう少しイジメたいかもしんねぇ｡

「ちゃんと､言わないと分んねぇよ？」

「っ…!嘘つけっ!」

更に顔を赤くさせた神崎に…

「うるせぇな…言えよ｡」

言葉とは裏腹に…真剣な顔と頬を優しく撫でてやる｡

「やさ…しく､恋人みたいに…てか恋人なんだけど､えっと…」

しどろもどろになりながらも赤くなった顔で一生懸命話す姿は…やっぱり可愛いと思ってしまうワケで｡