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『甘い蜜』

第58章 甘い蜜 58※

コイツのツボは覚えてる…
でも肝心のソコには触れないで…焦らす。

今度はイキたいと言うまでイカせてやらないつもりだからな。

「ふ…っ、ぁ…!」

もう少しだな…

「っ…あ?」

やはり、後少しというトコロだったのだろう…いきなり口を離されて虚ろな視線を俺に向ける。

「…どうした?」

「や、だって…」

俺の腕を掴んで、潤んだ眼差しで訴えても…ちゃんと言わなきゃしてやるつもりはない。

「だって?…何だ?」

「何って、その…」

ほら…言えよ、イキたいくせに。

「ちゃんと言わなきゃ分からないけど…?」

「…っ、何で今日はそんなにイジワルなんだよ…っ!」

あ、泣きそうな顔…

「…言わないとこのままだぞ?」

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