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愛してるのに,愛せない(続)

第4章 drama

((日高side))





テレビで流れてきた歌





それは,Loveという歌だった






俺たちと同じように7人グループで






女子2人,男子5人






((俺たちとそっくりだなぁ))








"たとえば君にとって かけがえの無い 最初に笑顔が浮かんだその人を"

"僕らは手を取り合って 繋がりあって 小さな世界を互いに支え合い"

"片手に愛を もうひとつの手に未来を 分け合うように両手繋いでいたいよ"

"大きな愛で夢を繋ごう 君と僕で愛を繋ごう"









本当に歌詞の通りで,一瞬のことなのにこの歌が大好きになった






そういえば,西島も歌っていたことがある







ぼーっと考えていると,千晃が上がってきた








千「だっちゃん,またスウェット,ぶかぶか」








もはやパーカーのようにスウェットを着た千晃が歩いてきた







よく見ると,ズボンをはいていない







日「え…ちょ…千晃…ズボン…//」

千「え,スウェット長いからパンツ見えないし,大丈夫だよ(笑)」

日「そ……っか…」




千晃の匂いと,俺の柔軟剤の匂いが混ざる





日「なんかうちの匂いと千晃の匂い混ざるともっといい匂いになるよね」

千「そ…うかな…//」

日「千晃,今日ベッドで寝ていいよ」

千「え,だっちゃんはどこで寝るの?」




千晃が目を丸くして聞いてきた




日「俺はソファーで大丈夫」

千「え!明日試合なのにだめだよ!」

日「平気だよ(笑)」

千「腰痛めたらやばいからベッドで寝て!」

日「じゃあ,俺もベッドで寝る」

千「うん……って…え!?!?!?////」

日「あ,嫌?」

千「ううん…一緒に……寝る…///」




顔を赤くして俯きながらぼそぼそと言う千晃がかわいすぎて抱きしめたくなる



俺の理性はすでに限界



油断したら襲ってしまいそうだった

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