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愛してるのに,愛せない(続)

第4章 drama

((千晃side))





2人で同じベッドに入り,向き合って寝る






鼓動の速まりが止まらない





恥ずかしくて下を向いてしまう




日「千晃,こっち見て」





そう言われて顔を上げると,だっちゃんがニヤッと笑う





日「照れてる。かわいい」

伊「もう……////」






だっちゃんにかわいいと言われたのが死ぬほど嬉しくて顔が赤くなる





日「千晃」

伊「ん〜??」

日「明日の試合,絶対優勝して全国行くからさ」

伊「うん」

日「優勝したら,ひとつだけお願い聞いてほしいな」

伊「お願い?なんの?」

日「ん〜,秘密(笑)」

伊「じゃあ,負けたら私の言うこと聞いてね?(笑)」

日「わかった(笑)」




2人の声だけが響き渡る時間





この時間がなにより好きだった





日「千晃,昨日はありがとう」

伊「前にだっちゃんが助けてくれたもん」

日「ね,もう1回,ぎゅってさせて。そしたら俺,明日も頑張れるから」

伊「そ…そんなこと…聞かないで…///」







ふわっと抱きしめるだっちゃんの腕の中は,私の大好きな匂いがする




日「千晃,いい匂いする」




抱きしめられてると,だっちゃんの話し声が耳元から直接聞こえてきて


余計にどきどきしてしまう





そのままだっちゃんの腕の中で意識を手放した

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