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大型犬との夏波乱

第3章 ~大喜の元親友だった青年~

「それに、手当てする程じゃないし怪我もしてないから、そんなに心配しなくて大丈夫だよ」

僕は、大喜君と朝陽君に言い聞かせた。

「なら良いんですけど…。」

「本当に、俺を庇ったせいですみませんでした!」

「もう、謝らなくて良いよ
それより、お腹空いたしそろそろ夕飯食べたいかも」

そう言って、僕は座ってた席に戻る。

「朝陽、水持って来てオーダー頼む」

大喜君が、朝陽君に指示する。

「わかりました
緋露さんも夕飯を?」

「うん
それと、夕飯次いでに朝陽を待つ事にするよ」

「わかった
じゃあ、緋露さんはあっちの席に」

いつの間にか空いた席に、緋露さんを案内する朝陽君。

僕と大喜君の席から、少し離れた席に緋露さんは座った。

「小太郎さん、本当に大丈夫なんすか?」

朝陽君が厨房付近に向かったのを見て、僕のを心配する大喜君。

「実は、ちょっとヒリヒリして痛いかな…。」

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