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大型犬との夏波乱

第3章 ~大喜の元親友だった青年~

僕がお礼を言うと、店長さんはニコッとして厨房の中へ戻って行った。

「小太郎さん
いつもの事ですけど、よくそんなに食えますね」

大喜君は、僕の前に置かれてるハヤシライス大盛りを完食した皿と、蜜柑とバナナとヨーグルトのパフェを完食した容器と、焼きそば大盛りを食べてる僕を見て言う。

「育ち盛り?」

「いやいや、あなたもうそんな年じゃないですよ」

「大喜君、酷い~
僕まだ若いですぅ~」

「ぶりっ子ぶっても駄目っすよ」

そんなやりとりをしながら、夕飯を食べて10数分後。

夕飯を食べ終わり、休憩していると私服姿の朝陽君と、伝票を持ってる緋露さんがこっちにやって来た。

「大喜さん、小太郎さ~ん」

「朝陽君」

「朝陽、もう上がりか?」

「はい」

朝陽君は、緋露さんの方を見る。

「緋露さん、紹介するね
この人は、俺のバイトの先輩で犬尾大喜さん
俺が新人の頃の教育係だったんだ~」

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