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大型犬との夏波乱

第5章 ~訪れる平和~

◇車の中1◇

「カーチェイス、結構ストレス発散になるね」

「にしても、アイツら本当しつこいっすね」

大喜君と朝陽君のバイト上がり、僕は大喜君を乗せて運転している。

まあ、予想はしてたけど文彦と連れの男性が乗った車が、僕達を追跡していた。

「緋露君との合流地点までもうすぐ!」

文彦達が乗った車との距離は、車3台分くらいはある。

「小太郎さん、あそこ!」

大喜君が指差す方向に、緋露君と朝陽君が乗った車が見えた。

「大喜君
朝陽君からの返事は?」

「きました!」

このまま、運転を続けて真っ直ぐ進む。

緋露君の車を横切った直後。

緋露君の車が、僕の車と文彦の連れの男の車の間に入った。

◇車の中2◇

-朝陽視点-

「作戦成功だね、緋露さん」

「うん」

◇車の中3◇

-文彦視点-

「チッ」

小太郎さんの車を追跡してる途中で、他の車に間を割り込まれる。

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