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はっぴぃえんど⁈

第6章 story6 あいのしれん O×N

*Nside*

玄関の扉を開けて出ていく智に、何も言うことができなかった。
ガチャンと扉が閉まり、俺はそのまま床に崩れ落ちた。

「やっぱり、こうなっちゃった…」

次から次へと溢れてくる涙を拭いながら智のことを考える。

こうなることは、ある程度予想してたじゃないか…。
だったらどうする?
このまま智を諦める?

その前に、悩み事を吐き出した方がいいっていってのは誰?智じゃないの?

いや、相葉さんか…。

「他人のせいにするのはダメだよな…」

この恋を終わらせたくないなら、行動に移さなくちゃ。

リビングに行き、スマホを探し智にメールをする。
本当は電話が良かったけど、てでくれなかったらショックが大きいし、智だって気持ちを整理してるはず。

ありのままの気持ちを、メールで送った。

“初めてじゃなくてごめんなさい。
黙っててごめんなさい。
こんな俺でごめんなさい。
嫌いにならないで。
連絡待ってます。”

智…ごめんね。
大好きだよ…。

朝まで返事を待ったが、メールは返ってこなかった。
既読も付いてない…。

「はあ…」

大きなため息をついて、重い心と身体を引きずり仕事に出かけた。



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