はっぴぃえんど⁈
第1章 story1 しあわせのはじまり M×S
*Sside*
相葉くんが帰り、一人になった楽屋はシーンとしていて、寂しさと悲しさが再び込み上げてくる。
気持ちを切り替えようと、相葉くんが入れてくれたコーヒーを口に含むと、ポロポロと涙があふれだした。
「水分が、全部涙になりそうだな……」
いつからこんなに弱くなったんだろう?
恋をすると、人って強くなるんじゃなかったの?どこかの歌詞にあるじゃない。
「ちょっと喧嘩をしただけで、このザマなんて、情けないな〜」
袖口で涙を擦りながら、帰り支度を始めると背後に人の気配を感じた。振り返ったその瞬間きつく抱きしめられていた。
潤「翔は情けなくなんかないよ。それを言うなら、俺のほうだ。泣かせてごめんな…。
俺、自信がなかったんだ。頭が良くて、気くばり屋で、皆んなが憧れている翔と付き合ってていいのかって…」
「いいに決まってるじゃん。っていうか、俺には、潤しかいない!」
潤の肩を掴み、必死に伝える。こんなに好きなのになんで伝わらないんだろう。何が不安なんだろう。
「潤が思っていることを、聞かせて…。俺って、恋愛に関して鈍感らしいし、言ってくれないと分からないから…」
相葉くんが帰り、一人になった楽屋はシーンとしていて、寂しさと悲しさが再び込み上げてくる。
気持ちを切り替えようと、相葉くんが入れてくれたコーヒーを口に含むと、ポロポロと涙があふれだした。
「水分が、全部涙になりそうだな……」
いつからこんなに弱くなったんだろう?
恋をすると、人って強くなるんじゃなかったの?どこかの歌詞にあるじゃない。
「ちょっと喧嘩をしただけで、このザマなんて、情けないな〜」
袖口で涙を擦りながら、帰り支度を始めると背後に人の気配を感じた。振り返ったその瞬間きつく抱きしめられていた。
潤「翔は情けなくなんかないよ。それを言うなら、俺のほうだ。泣かせてごめんな…。
俺、自信がなかったんだ。頭が良くて、気くばり屋で、皆んなが憧れている翔と付き合ってていいのかって…」
「いいに決まってるじゃん。っていうか、俺には、潤しかいない!」
潤の肩を掴み、必死に伝える。こんなに好きなのになんで伝わらないんだろう。何が不安なんだろう。
「潤が思っていることを、聞かせて…。俺って、恋愛に関して鈍感らしいし、言ってくれないと分からないから…」