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歌い終わったニノは、俺をじっと見つめている。

「にのぉ〜、なんか感動しちゃったよ。ニノとの思い出が、沢山浮かんできた…。
素敵な歌をありがとう」

和「どういたしまして…」

ニノは「泣くなよ、あいばかと」いいながらも優しく涙を拭ってくれた。
その様子を、メンバーは優しく見守っていた。


潤「いい雰囲気のとこ悪いんだけど、そろそろいい？」

松潤がケーキを入れるような箱をバッグから取り出し、俺に手渡した。

「ありがとう。なんか、甘い香りがする…」

箱の中には、グリーンとパープルのマカロンが入っていた。

「うわぁ、美味しそう！」

潤「手作りだよ。初めて作ったから、上手くできているかわからないけど。食べてみて…」

「いただきます」

パープルのマカロンはラズベリー味。口に入れると、外はサクッと、中はしっとりしていて、クリームは口どけがよくとっても美味しかった。

潤「どう？」

「本価格的なマカロンだね。すごく美味しい！グリーンは抹茶？」

潤「抹茶味もどうぞ。
これは、みんなの分。よかったら食べて」