はっぴぃえんど⁈
第8章 story8 あいのしれん② O×N
*Nside*
まだこの状況を理解していないのか、キョロキョロとしている智。
「ここは病院です。
どこが痛いですか?
今、先生を呼びましたから…」
智「俺…何で…」
「何があったか思い出せますか?」
考え込むような表情の智。
ポツリポツリと話し始める。
智「…俺、和のマネージャーに電話をしたら和が交通事故にあったって言われて…、急いで病院に向かったんだ…」
「それで?」
智「横断歩道を渡ろうとして…。
気づいたらここだった」
「自分で車にひかれたかどうかも分からないんですか?
救急車を呼んでくれた方の話しによると、右折してきた車から、素早い身のこなしで避けたものの、最後よろけて転んで、派手に頭をぶつけたそうです…」
智「だから、頭が痛いんだ」
「自分の体でしょ。他に痛いところはないですか?」
智「ない!」
「即答ですか?自分の体ですよ。ちゃんと大事にしてください!俺、ホントに心配したんだから!」
泣くつもりなんてなかったのに、込み上げてくる涙を止めることができなかった。
まだこの状況を理解していないのか、キョロキョロとしている智。
「ここは病院です。
どこが痛いですか?
今、先生を呼びましたから…」
智「俺…何で…」
「何があったか思い出せますか?」
考え込むような表情の智。
ポツリポツリと話し始める。
智「…俺、和のマネージャーに電話をしたら和が交通事故にあったって言われて…、急いで病院に向かったんだ…」
「それで?」
智「横断歩道を渡ろうとして…。
気づいたらここだった」
「自分で車にひかれたかどうかも分からないんですか?
救急車を呼んでくれた方の話しによると、右折してきた車から、素早い身のこなしで避けたものの、最後よろけて転んで、派手に頭をぶつけたそうです…」
智「だから、頭が痛いんだ」
「自分の体でしょ。他に痛いところはないですか?」
智「ない!」
「即答ですか?自分の体ですよ。ちゃんと大事にしてください!俺、ホントに心配したんだから!」
泣くつもりなんてなかったのに、込み上げてくる涙を止めることができなかった。