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＊Nside＊

「どういうこと？」と智に聞かれたが、俺も「どういうこと？」と聞きたい。

それに解決してない事がまだある…。
俺の事、許してくれた？どう思ってるの？
早くモヤモヤから脱出したく、まずはマネージャーに電話の内容を確認する。

マネージャー「あの時、二宮さんに言われた通りに伝えましたよ。
二宮さんの自宅の近くで交通事故にあった人が知り合いで、病室に付き添うことになったから、家で待っててください。暫く、病院にいることになると思いますって伝えましたけど…」

智「あっ、俺…交通事故って聞いて焦っちゃって、最後まで聞いてなかったかも…」

「はあ、それで急いで病院に向かって、あなたが事故にあってちゃ意味がないでしょ」

智「お前が心配だったんだよ！他の方が目に入らないくらい…」

体を起こした智は、俺を優しく抱き寄せた。智の温もりを感じると、心が満たされていくのを感じた。

マネージャー「俺…事務所に連絡してきますので、帰り支度ができたら呼んでください」

マネージャーがそっと出て行く。俺たちの関係もバレバレだろうけど、何も言わないでいてくれた。さすが俺のマネだな。