テキストサイズ

はっぴぃえんど⁈

第10章 story10 おはなみ

*Mside*

収録が終わり、俺の運転する車に乗り込んで、穴場に向かう。

雅「松潤、運転ごめんね。花見なのに飲めなくなっちゃう」

「いいって。相葉くんを元気にしたいってところが始まりなんだから。
それより、この辺?」

雅「そこを左。坂を登りきったところにあるはず」

細い道なので、ゆっくり車を進めると学校らしきものが見えてきた。

翔「あっ、あれ」

和「桜ですね」

智「満開だな」

坂を登りきると、校庭があり、そこには桜の花が見事に咲き誇っていた。

「降りてみよう」

並んで、桜の真下までいくと、ザザッーっと風が吹いてきた。

和「うわっ」

桜吹雪は、俺たちを歓迎するかのように俺たちの周りを渦巻いている。

翔「すごい」

智「綺麗だな」

風が止むと、舞いあがった花びらが地面に落ち、ピンクの絨毯を作った。

「俺たちを歓迎してくれているみたいだね」

しばらくの間、桜の花に見入っていた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ