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はっぴぃえんど⁈

第13章 story13 すとろべりぃむーん

*Nside*

潤「それより、翔はニノにキスしたの?」

「フェアじゃなくなるので、教えません。後で自分で確認して下さい」

潤「分かった。あっそろそろだ。ニノ、カーテンをあけて、外を見て」

部屋の電気が消され、外がはっきりし、シンボルの東京タワーが窓の中央に見えた。

「まさか…」

潤「その、まさかです」

潤くんがハッピーバースデーの歌を歌い終え、東京タワーにフッと吹き消すようにすると、その瞬間灯りが消えた。

「潤くん、すごい‼︎」

テレビで見た時は、ありえないって思ったけど、実際に自分の為にやってくれたと思うと、感動してしまう。

タワーの横にある満月が、演出をより華やかにしていた。

潤「最後は、もう一個のプレゼント…」

潤くんの顔が近づいてきたかと思うと、あっというまに舌を絡めとられる本気のキスに、初めは焦ったもののキスの上手さに翻弄されていった。

唇を中々離せなくていたけど、終わりの時間は必ずくる。
潤くんのキスは、大人の色気があり俺を虜にした。

満月だから悪いんだ。こんなにも惑わせるなんて…。

潤くんとの仕事を、なんとか無事に終え家路につく。
車から、赤い満月をずっと眺めていた。






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