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＊Nside＊

「こんな遅くに来てすみません」

智の顔を見れば迷惑とは思っていないことが分かったが、一応謝っておく。

智「気にするなって。それよりご飯食べたの？」

「食べてないから、一応買って来ました。デザートだけだけど…。智もどうぞ」

智「これだけじゃ、体壊すでしょ。何か作るから、シャワーでも浴びてきな。着替えは、この前泊まった時のがクローゼットにあるから」

有無を言わさない口調で言われ、シャワーを浴びに向かう。
こういうとこ、意外に厳しいんだよな。自分は、しょっちゅう食べないくせに。

クローゼットを開けると、俺の洋服も綺麗に畳んで仕舞ってあった。

「あっ」

着替えを取り出した時、ガサッと紙袋が落ち、足元に転がった。
壊れ物じゃないよね。袋を拾って確認すると、“愛すクリーム”と書いてある。
何だろう？と思いながらも、元に戻して浴室に向かった。