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はっぴぃえんど⁈

第16章 story16 はっぴぃ❤︎ばーすでぃ⁈② M×S

*Mside*

翔の思いがヒシヒシと伝わってくる。
心の中では色々な葛藤があるだろう…。
その中で、産むという決心をしてくれた翔を支えていきたいと強く思った。

でも、両親との話し合いは結局平行線で…。

翔の両親の考えも、やはり同じだった。俺との交際は何とか認めてくれたけど、出産には反対と言われた。
翔の体を考えれば当然のことだけど…。


マンションに向かう車の中に重い空気が流れる。
ずっと俯いたままの翔に、何か気の利いた言葉をかけたいが、かけられずにいると、翔がポツリと呟いた。

翔「この子、俺の体に宿ってくれて奇跡だと思ってたのに、本当は望まれない子なのかな…。誰も喜んでくれない…」

「翔、俺は本当に嬉しいよ。両親達だって翔のことが心配なだけで、子どもができたことは嬉しいと思ってると思うよ」

翔「でも、結局は、下ろせってことだよね」

語尾を荒げて話す翔を落ち着かせるため、そっと手を握った。

「翔、落ち着いて。ほら、赤ちゃんもびっくりしちゃうからさ」







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