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はっぴぃえんど⁈

第17章 story17 おーたむ☆ふぇすた

*Sside*

泣いている俺に気づいた潤が、ハンカチを差し出しながら、俺の隣に腰かけた。

潤「ロミオとジュリエット?翔にしては珍しくベタな本を読んでたんだね」

「内容は知ってたけど、じっくり読んだことがなかったから…。読みはじめたら、物語の世界に入り込んじゃったみたいで、これが俺と潤がだと思ったら、悲しくなってきて…」

潤が落ち着かせるように、俺を抱き寄せ、優しく頭を撫ででくれる。

潤「前も言ったかもしれないけどさ、どんな障害があっても俺は諦めない。幸せになれる道を探すよ」

「うん…」

小さく頷く俺を、後ろからぎゅっと抱き締め、潤が言葉を続けた。

潤「って、言うだけなら簡単だよな。よし、決めた!今度二人ともオフのとき、翔の両親に挨拶にいこう」

「えっ、突然…何?」

潤「俺たちの関係を、きちんと話した事なかっただろ。俺の家はともかく、翔のところは硬いだろ。ロミオとジュリエットにならないように、一つずつ乗り越えていかなくちゃ」

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