無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

＊Sside＊

潤の言葉に、止まりかけていた涙がまた流れてくる。

ちゃんと俺との未来を、考えてくれていることが嬉しかった。
でも…

「ねえ、潤。俺たちの関係って、ロミオとジュリエットより複雑かもしれないよ。家だけでなく、事務所やメンバー、それにファンのことまで考えたら、付き合うことのリスクが高すぎる…」

俺の言葉を遮るように、潤が話しはじめた。

潤「今更、何言ってんの？そんなの分かってた事じゃん。それでも一緒にいたいから、付き合ってんだろ。俺は、絶対翔のことを離さない。翔は違うの？」

「…俺も、潤と同じだよ。絶対潤から離れない。ずっと一緒にいたい…」

潤の胸に埋めていた顔を上げられ、優しいキスが落とされる。

潤「誓いのキス。ずっと一緒に歩んでいこう」

もう一度確かめ合うようにキスをした。