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はっぴぃえんど⁈

第22章 story22 はっぴぃ❤︎ばーすでぃ⁈〜2018〜M×S❶

*Mside*

何?どうした?

いきなり泣きだし「ごめんね」と謝る翔を、とりあえず抱きしめて落ち着かせる。

翔「潤…今忙しくて休みもないのに…潤の体の事も考えないで沢山抱いてもらっちゃった…。これからまだまだ撮影が続くのに、休ませてあげなくちゃって思ってたのに…。それに、俺の方が時間に余裕がある時くらい、早く起きてご飯作らなくちゃいけないのに…。潤…体調崩しちゃう…」

そんなこと気にしなくていいのに。

申し訳なさそうな表情の翔の顔を、ムギュッと掴んで上をむかせた。

「翔は、心配しすぎなの!鍛えてるから大丈夫!それに、先々を考えて行動するのはいいことだけど、今が一番大切なんだから…」

その時、翔のお母さんが言ってたことが脳裏に浮かんできた。

『翔と主人は基本そっくりよ』

もしかして、こういうことか?

翔のお父さんも、きっと先を読んで動く人、周囲に物凄く気を使う人だと思う。俺と翔が付き合ってるって知ったら、障害の多さがわかってるからこそ反対するばす…。
それに息子なら、心配はなおさら大きいだろう。

翔「じゅん…かお…いたい…」

「あぁ、ごめんごめん」

いつの間にか力が入っていた手を離し、翔をじっと見つめた。



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