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はっぴぃえんど⁈

第22章 story22 はっぴぃ❤︎ばーすでぃ⁈〜2018〜M×S❶

*Mside*

明日の挨拶の事で頭が一杯の俺を、翔は何となくいつもと違うって気付いてる。

いつもの雰囲気に戻そうと思っただけだけど、ちょっといじめすぎたかな?

でも、そんなに俺の事を考えて心配してくれるなら、何で分からないんだろう。
翔と少しでも一緒に居れることが、俺の力の源になるのに…。

こんな速く走ることができたんだと思うくらいの速さで消え去って行く翔を、ダッシュで追いかける。

ーーー5秒後に無事捕獲。

強引に車に乗せ、マンション向かって車を走らせた。

「ただいま」

玄関の扉をあけ、翔も中に促す。
でも、俯いたまま、中々靴を脱がない翔。
ここまで引きずるの珍しいかも?

「さっきは悪かった。でも、翔と一緒に帰りたかったから…。ほら、行こう」

俯いてる翔の手を引き、リビングのソファーに座らせる。

こういう時は、翔が納得するまで、とことん話をするしかない。

「何か、言いたい事あるんだろ?ちゃんと聞くから言って」

長丁場になりそうなので、俺も翔の隣に腰掛けた。

翔「…俺、迷惑かけちゃうから、帰るって言ったよね。結局今も無駄な時間取らせて、潤の時間削ってる…」


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