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はっぴぃえんど⁈

第25章 story25 はっぴぃ❤︎らいふ⁈ M×S

*Sside*

広いリビングの片隅で、小さい段ボールで二人で寄り添うように食べるお蕎麦は格別で、何度も潤の顔を覗き込んで「美味しいね」と繰り返した。

潤「そんなに美味しい?」

「うん、すっごく美味しい!!」

潤も嬉しそうな顔で微笑んだ。

こんなにゆっくりできるのは久しぶりで、たわいもない話をしながらお蕎麦を啜った。

潤「これからよろしくな」

急に真面目な顔をしていうから、ん?と見つめ返す。

潤「まあ、今までもほとんど一緒に居たから変わらないといえば変わらないんだけど、今日からはここが二人の家じゃん。どんなに遅くても、必ずここに帰ってくる。喧嘩しても、顔を合わせることになる」

少し間をおいて「だからさ…」と続ける潤。

潤「お互いの良いとこも悪いとこもこれまで以上に見えてくると思う。その時は、その都度ちゃんと話そう。これからずっーと一緒に居るんだから、言いたいことをきちんと言える関係でいような」

潤の言う通りだ。一緒に過ごせる嬉しさしか感じていなかっけど、二人で暮らすってそういうことだよね。
潤と二人これからずっと歩んでいく。

俺より年下なのに、いつの間にか、こういう所もしっかりしていて…。
これ以上惚れさせないでよ。

「うん…改めて今日からよろしくお願いしま…っ」

言い終わらないうちに、潤が俺の顎をクイっとあげ唇が塞がれた。


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