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はっぴぃえんど⁈

第25章 story25 はっぴぃ❤︎らいふ⁈ M×S

*Mside*

再び意識を飛ばしてしまった翔の体を綺麗にして、ベッドに横にする。

翔の寝顔は、抵抗していた割には満足そうに微笑んでいて…。

「翔…愛してるよ…」

声が聞こえたのか、今度は幸せそうな笑顔で眠る翔を起こさないように、そっと寝室を出た。

「あっ、片付け全然進んでないし、もう夕飯の時間だ…」

窓の外を見ると太陽はもう西の空に沈み、都会のイルミネーションが輝き始めていた。

部屋を見渡すと、カーテンも取り付けてないし、テーブルもソファーも梱包されたまま…。
朝からほとんど何も変わっていない状態に、思わず笑いがこみ上げてきた。

片付いたのがベッドだけなんて。まあ、俺たちらしいって言えばらしいけど。

その時カチャっとリビングのドアが開き、気だるそうな翔が入ってきた。

翔「…言っておくけど、ベッドも片付いていないからね…。洗濯機は使える?」

シーツを抱えて顔を赤くしている翔。
忘れてた…シーツ替えないと…。

「体、辛いだろ。俺がやるからかしな」

翔「恥ずかしいからいい!」

翔が、洗濯機を回している間に新しいシーツを準備する。

「もっとシーツ買わないと、足りないかな…あっマットレスまで…」

戻ってきた翔がマットレスの汚れに気がついた。

翔「もう、やだぁ」

泣きそうな翔が手のひらで汚れを隠した。



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