テキストサイズ

はっぴぃえんど⁈

第26章 story26 すぷりんぐ☆ふらわー

ACT4 オウバイ〜期待〜

*ALL Nside*

「潤くん、おはようございます」

今日は二人での雑誌の取材と撮影。
お互い自分の車できたみたいで、駐車場でちょうど一緒になり、車から降りてきた潤くんに声をかけた。

潤「ニノ、おはよう。二人での仕事なんて久し振りだね」

「そうですね」

たわいもない話をしながら、エレベーターに乗り込む。
扉が閉まり、エレベーターが上に動き出したと思った矢先、電気がチカチカし、ガタンと音がして急にエレベーターが止まった。

「えっ⁉︎」

潤「停電?とりあえず、非常ボタン⁈」

非常ボタンを押すが、応答がない。

「非常ボタンの意味が無いですね…」

潤「結構古いエレベーターだしな…。マネージャーに電話するか」

幸いにも、マネージャーにはすぐにつながった。停電ではなく機械自体に故障があるらしく、メンテナンス業者に連絡を取るとのことだった。

「故障なんて…エレベーターが落ちるなんてことないでしょうね?」

潤「まあ、落ちてもそんなに高くはないから大丈夫だろ。時間がかかるみたいだから、座ってよう」

壁に寄りかかるように二人で座る。
エアコンが消えた空間は肌寒く、薄いジャケットしか羽織っていなかった俺は、なんで今日に限ってオシャレしてきたんだろうと後悔する。

潤「ニノ、寒くない?」

そんな俺に気付いた潤くんが声をかけてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ