はっぴぃえんど⁈
第26章 story26 すぷりんぐ☆ふらわー
潤「ほらっ、これ。無いよりはマシだろ」
潤くんが巻いていたストールを、首に巻いてくれた。ふわっと潤くんの香りが俺を包み込み、抱きしめられてるようで顔が赤くなる。
「ありがとうございます…」
潤「後、もっとくっついて。その方があったかいよ」
さりげなく俺を抱き寄せて、体を密着させる。
こういうとこ、さすが松潤!
でも、翔さんって、いつもこんなふうに大事にしてもらってるんだな…なんて考えてしまう。
潤「ニノ、大丈夫?まだ寒い?」
「…いえ、大丈夫です」
潤「ホント?閉所恐怖症とかじゃないよな?」
「それは、相葉さんです。ここに相葉さんがいたら大変な事になってたでしょうね」
潤「そうだな」
少し沈黙が流れる。
潤くんと二人きりのこの状況。
これは俺を売り込むチャンス?
智には、裏工作はなしって釘を刺されてるけど…。
チラチラと潤くんの顔を覗き見る。
潤「何?」
「あっ、えっと、その〜」
潤「俺の事、チラチラ見てるからさ。あっ、くっついてるの嫌だった?」
「ぜんぜん、嫌とかじゃなくて…」
潤「よかった」
「あの、潤くん?」
俺の気持ちを伝えるのはダメだから、潤くんの気持ちを探ってみるくらいならいいかな。
潤「ん?どうした?」
「あのさ…翔さん以外で付き合うならメンバーの中で誰?」
潤「急に何?」
「暇つぶし!いいでしょ」