はっぴぃえんど⁈
第26章 story26 すぷりんぐ☆ふらわー
潤「暇つぶしね。そうだな、前に番組で言った事あるけど、ニノかな」
意外にもすぐに答が返ってきて、しかも俺という事に顔には出さないが、めちゃめちゃ嬉しい。
「そういえは…俺、受け身だからって言われたような…」
潤「あれはさ、年も近いしさ…俺の性格とか理解して付き合ってくれるところがいいなっていう意味で…」
「別に、気にしていないから、大丈夫です。それより、もう1つ聞いてもいいですか?」
潤「何?」
「前に…去年のホワイトデーの時、相葉さんにキスしたじゃないですか。翔さん一筋のはずの潤くんが、なんでかなって」
あの時は、唇にじゃなかったけど、潤くんから相葉さんの頬にキスしたんだ。
潤「あぁ、相葉くんってさ、なんだか守ってあげたくなっちゃう時があって。あの時も涙を流してる相葉くんに吸い寄せられらたっていうか、無意識っていうか…」
うん。確かに。相葉さんってそういうところがあるかも。
俺にはないのかな?そういう気持ち…。
「俺も潤くんにキスしてほしいな〜」
潤「ニノ?」
目を丸くして俺を見つめる潤くん。
突然こんなこと言われたら、困るよね。
冗談ですと言おうとした時、非常灯だけだったエレベーターに灯りが戻り、ガタンと動き出した。
「あっ、動いた!よかったね潤くん…えっ…」
扉の前に移動しようと立ち上がると、潤くんの唇が俺の唇の端に触れた。
今度は俺が目を丸くする。
そんな俺を見て、潤くんはにっこり微笑んだ。